【作例レビュー】MINOLTA repo|ミノルタのフィルムカメラ|#わたしのカメラ|vol.058

とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

今回はミノルタのフィルムカメラ「MINOLTA repo」とその作例をご紹介します。

Photographer / waкаnä

大学時代にカメラを始め、フィルムカメラの魅力に夢中になりました。
青色と木漏れ日と田舎が好き。全国の現像屋さんを利用させていただき、「#現像メモ」で作例を投稿しています。

instagram:@nanaaa_photo


MINOLTA repoの作例

MINOLTA repoの作例
MINOLTA repoの作例
MINOLTA repoの作例
MINOLTA repoの作例
MINOLTA repoの作例
MINOLTA repoの作例
MINOLTA repoの作例

わたしがMINOLTA repoで撮る理由

YASHICA FX-3やNikon FMなど、さまざまなカメラを使っていますが、MINOLTA repoと出会ったのはなんとフリマアプリ。2000円という破格で手に入れたジャンク品です。
コンパクトなサイズで持ち運びに便利なところ、見た目が可愛らしいところ、ハーフカメラなので通常の倍の枚数撮影できるところが気に入っているポイントです。他のカメラにはない、特徴的な写りもこのカメラが好きな理由のひとつ。

露出やピントの加減が難しく、光や色味の出方にも癖があるカメラだと思います。でも、時折思いがけない良い写真が撮れることがあるのが、このカメラのいいところ。他のカメラ以上に、現像するまで仕上がりがわからないワクワク感にハマっています。

information

MINOLTA repoの基本情報

ハーフサイズカメラが一世を風靡した1960年代。そのブームの最中に1963年に発売されたのが、ミノルタ初のハーフサイズカメラ「MINOLTA repo」。セレン受光部の涼しげなデザインが特徴的な一台です。

巻き上げはレバー式ではなく、ダイヤル式。カチカチとダイヤルを回す感覚はまるで、使い捨てカメラのよう。セレン追針式露出計を使用した手動プログラムで露出を決定します。操作ダイヤルは距離とEV値のみで、絞りとシャッター速度は固定ですが、バルブ以下のフラッシュマーク領域に回すと、シャッター1/30固定で絞りを個別に設定できます。

搭載されているレンズはROKKOR 30mm/F2.8 3群4枚テッサー型⁡。ハーフサイズカメラながら、その発色の良さはやはり銘玉・ロッコールのなせる業。ブラックとシルバーがありますが、ブラックは生産台数が少ない希少モデル!もしカメラ屋さんで出会えたら要チェックですよ。

幅・高さ・奥行:107mm×66mm×46mm

重量:400g

#わたしのカメラとは?

「作例から選ぶカメラ」そんな連載があったらいい——。写真と歩むライフスタイルを提案するCURBONがお送りする、作例から選ぶフィルムカメラ連載「#わたしのカメラ」です。