【作例レビュー】Leica Q|ライカのカメラ|#わたしのカメラ|vol.064
とっておきのカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はライカのカメラ「Leica Q」とその作例をご紹介します。
Leica Qの作例
わたしがLeica Qで撮る理由
コンパクトでよく写るカメラを探していたときにLeicaに出会いました。その小さな筐体から描き出される、控えめながら深みのある上品な写りに心を奪われたのがきっかけでした。
Leica Qは、一般的なカメラと比べても一回り小さいコンパクトなサイズ。シンプルな見た目とは裏腹に、フルサイズセンサー、28mmF1.7という明るい単焦点レンズ、さらには手振れ補正を備えており、画質に妥協しない写真を撮ることができます。
洗練されたデザインと静かなシャッター音は周囲に緊張感を与えにくく、単焦点のレンズと直感的な操作性は、煩雑なレンズ交換や細かい操作から解放してくれます。クロップ耐性が十分にあるため、瞬間を逃さずに写し、後で必要な部分を切り取る、という使い方ができます。撮るその瞬間を楽しみながらも、大切な瞬間の精度をより高めることができるのもお気に入りのポイントです。
そんな撮り手を自由にしてくれるLeica Qは、人生を撮るカメラとしてぴったりの写真機だと思います。
このカメラを手に入れてから、犬の散歩から富士山の頂上、エジプトの砂塵の中にも持っていきました。決して万能ではありませんが、人生の相棒ないしは第三の目として、つい持っていきたくなる。そんな魅力を持ったカメラです。
information
Leica Qの基本情報
Leica Qは、2015年に発売されたレンズと一体型のデジタルカメラ。2400万画素のフルサイズセンサーを搭載しているほか、マクロモードに動画撮影もできる優れものです。
「一体型レンズ」と聞くと撮影の幅が狭まるようにも思えますが、Leica Qは違います。M型Leicaより一回り小さいボディは、スタイリッシュなデザインで直感的操作もしやすく、メインカメラとして使うことができるほどの機能が満載。レンズは、光学式手ブレ補正機構を搭載したライカ ズミルックスf1.7/28mm ASPHを採用し、一体型レンズですが、35㎜と50㎜のクロップ撮影ができるのが魅力です。
MシリーズやXシリーズでは、サムレスト部分が盛り上がっていたデザインでしたが、Leica Qでは窪ませたデザインになり、よりスタイリッシュな印象に。従来のM型と比べ、ボディもコンパクトなので、持ち歩きにも便利です。
小さなボディの中に機能が詰め込まれ作られたLeica Qは、明暗問わず、マクロ撮影まで一本の大口径レンズで楽しめるカメラ。いつか手にしてみたい一台です。
外形・寸法:80mm×130mm×93mm
重量:640g(バッテリー含む)
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