【作例レビュー】GOKO Macromax FR-350|#わたしのカメラ|vol.021

はじめてフィルムカメラを買いたいときの疑問を解消する連載「#わたしのカメラ」。

そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。

Photographer・hikage (@higagenoiro

GOKO Macromax FR-350作例

GOKO Macromax FR-350の作例
GOKO Macromax FR-350の作例
GOKO Macromax FR-350の作例
GOKO Macromax FR-350の作例
GOKO Macromax FR-350の作例
model @___.shiona.___
GOKO Macromax FR-350の作例
model @_yoru_no
GOKO Macromax FR-350の作例
GOKO Macromax FR-350の作例
model @mmoashn
GOKO Macromax FR-350の作例
model @mmoashn

Camera

GOKO Macromax FR-350

GOKO Macromax FR-350のカメラ本体

Film

Kodak Ektar 100
Kodak Gold 200
Kodak UltraMax 400
FUJICOLOR 業務用 100

Photographer

hikage

愛知県在住。
人の表情や仕草、動的な線の中で最も美しいと感じる点、決定的瞬間などを撮る。
やり直しの効かない一瞬を予想して、目の前の一瞬を切り取る。

instagram @higagenoiro
twitter @hikage_no_iro

わたしがこのカメラで撮る理由

僕にとって理想とするカメラは、目の前の大切な瞬間を逃さないカメラでした。
そんなカメラを探して行き着いたのが、ピント合わせのタイムロスがない固定焦点、ポケットにも入るサイズ感と軽さ。この2つが両立できているカメラでした。

有名なところでいうと『写ルンです』がこの条件に該当します。
GOKO Macromax FR-350は『写ルンです』と同じ固定焦点、圧倒的な軽さ、力強い青の発色。
そして『写ルンです』にはないシャッタースピードの変化、スローシャッターの機能、当時のコンパクトカメラでは世界初の10cm〜∞の撮影距離など、誰もがお手軽に、かつアイディア次第で様々な撮影に対応できる応用力があります。

ポケットに入れて持ち運んだり、常に手に持ったりしても邪魔にならず、「撮りたいと感じた瞬間」をそのままに撮ることができる。僕にとってこれ以上のカメラはありません。

information

GOKO Macromax FR-350の基本情報

1953年創立の日本カメラメーカーGOKOが1998年に発売した、35mmコンパクトフィルムカメラ:GOKO Macromax FR-350。

まずは、驚きの”10cm”接写を実現した世界初のコンパクトカメラであること。今までのカメラ史を覆す、「接写」に特化した衝撃的な一台。
「ウルトラマイクロモード(U)」:0.1m – 0.3m 
「スーパーマイクロモード(S)」:0.3m – 1.0m 
「ノーマルモード(N)」:1.0m – ∞ と3つのモードで切り替えてピントの調節。
シャッタースピードも同じく「1/300秒」「1/90秒」「1秒」と3段階。『固定焦点』『固定露出』のため、非常にシンプルな操作性が特徴。

フィルムカメラ初心者にも扱いやすく、中級者のカメラの世界を広げてくれる一台。

#わたしのカメラとは?

「作例から選ぶカメラ」そんな連載があったらいい——。写真と歩むライフスタイルを提案するCURBONがお送りする、作例から選ぶフィルムカメラ連載「#わたしのカメラ」です。