【作例レビュー】CONTAX T2|コンタックスのフィルムカメラ|#わたしのカメラ|vol.028
はじめてフィルムカメラを買いたいときの疑問を解消する連載「#わたしのカメラ」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
Photographer・真田英幸 (@snd_noko)
CONTAX T2作例
Camera
CONTAX T2
Film
Kodak PORTRA 400
Kodak UltraMax 400
Photographer
真田英幸 Sanada Hideyuki
愛知県生まれ、東京都在住。
webメディア「minneとものづくりと」のフォトグラファーとして活動しながら、フリーでポートレートを中心に活動中。
instagram @snd_noko
twitter @snd_noko
わたしがこのカメラで撮る理由
実は僕と同世代のCONTAX T2。
もちろん中古で購入したのですが、僕と同じ時代を生きてきた同志であるわけで、常に一緒に行動してる相棒のような存在です。
サイズがコンパクトなので持ち運びがしやすく、人を撮るときも緊張を感じさせないのでスッと力の抜けた表情を撮れることが多いなと感じます。
街を歩きながら見つけた木漏れ日やきれいなお花、「なんかいいな。」を感じた時にさっと取り出して気軽に撮れる手軽さが魅力です。
チタン製ボディは程よい重厚感があって、カメラを持つという楽しみも感じさせてくれます。
30年という長い時間を生きてきたCONTAX T2。
これまでいろいろな景色を見てきたであろうカメラのシャッターを押せる喜びやロマンに日々感動しています。
information
CONTAX T2の基本情報
1990年代の高級コンパクトフィルムカメラブームの立役者:CONTAX T2。
1990年に京セラ・CONTAXが発売し、高級コンパクトフィルムカメラの中の「名機中の名機」と評されることもあり、現在価格が高騰しつつあるカメラの一つ。
愛用者は、森栄喜氏、奥山由之氏、任航氏、テリー・リチャードソン氏、アニー・リーボヴィッツ氏、ソフィア・コッポラ氏、水原希子氏、ケンダル・ジェンナー氏と、多くの写真家やセレブリティを魅了させている。
頑丈で高級感のあるチタンボディ。
そして、描写力に定評のある世界のカールツァイスのレンズ:ゾナーT* 38mm F2.8を搭載。
レンズ周囲のダイヤルを回して露出を調整していくシンプルな操作性。
F2.8設定時に露出オーバーになると、絞り込まれる自動システムも内蔵。
しかし、シャッター速度が1/500秒までのため、高感度フィルムで開放を楽しみたい時は、自動絞り込みに注意が必要。
CONTAX T2は、基本的にはAF。
ただ、赤外線式のアクティブオートフォーカスのため「中抜け」が生じる可能性がCONTAX T2の唯一の弱点とも。
一方で、ボディの右のダイアルでMFに簡単に切り替えられる点が魅力。
幅・高さ・奥行:119mm×66mm×33mm
重量:295g(電池別)
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#わたしのカメラとは?
「作例から選ぶカメラ」そんな連載があったらいい——。写真と歩むライフスタイルを提案するCURBONがお送りする、作例から選ぶフィルムカメラ連載「#わたしのカメラ」です。