【作例レビュー】CONTAX 139 Quarts|コンタックスのフィルムカメラ|#わたしのカメラ|vol.031
はじめてフィルムカメラを買いたいときの疑問を解消する連載「#わたしのカメラ」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はCONTAX 139 Quartsとその作例をご紹介します。
Photographer・fall (@fall)
CONTAX 139 Quarts作例
Camera
CONTAX 139 Quarts
Lens
Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4
Film
Kodak UltraMax 400
FUJICOLOR Pro 400H
Photographer
fall
大阪生まれ、京都在住。
美しくて懐かしいものを撮っています。
フィルムに光が焼き付くことをイメージしながら瞬間を残していくことが好きです。
instagram @fall
わたしがこのカメラで撮る理由
露出補正の機能が使える、ファインダーが見易くピントを合わせやすい等、機能面での扱い易さもありますが、このカメラを使う理由は小さくて軽いことに尽きます。
手に収まるような心地良い感覚が体に染み付いているからか、気が付けばこのカメラばかり手に取っています。
レンズは「Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4」を多用しています。
発色やコントラストが良く、開放絞りの時の崩壊したような描写は他には無いと思います。
精細さより柔らかさを好む自分に合っているようです。
心が動いた瞬間をフィルム写真に残したいと思った時、いつも手元にある信頼できるカメラです。
information
CONTAX 139 Quartsの基本情報
ヤシカ(のちに京セラと合併)が1975年から独・Carl Zeissと共同で展開したCONTAX。
主にボディのデザインはPorsche(ポルシェ)、製造はヤシカ、レンズはCarl Zeissが担当。
当時業界に衝撃を与えたヤシカ-CONTAXの初号機「CONTAX RTS」の登場に次いで、1979年に発売したのが CONTAX 139 Quarts。
「CONTAX RTS」ポルシェデザインを継承しつつ、小型軽量化。
シャッターは、時計にも搭載されている「クオーツ制御」の電子制御式縦走り。これによって、より安定したシャッタースピードが実現。
また、絞り優先AE・マニュアルといった撮影モードは「CONTAX RTS」から引き継がれ、AEロックや露出補正といった新たな機能も加えられた。
そのため、高い性能と耐久性からCONTAXの中でも人気の機種の一つ。
そして当然ながら、圧倒的な描写力を誇るCarl Zeissのオールドレンズに対応したY/C(ヤシカ/CONTAX)・マウント。
マウントアダプターなしでそのままCarl Zeiss楽しめる点は、このCONTAX 139 Quartsの大きな魅力。
幅・高さ・奥行:135.0mm×85.5mm×50.0mm
重量:500g(電池別)
#わたしのカメラとは?
「作例から選ぶカメラ」そんな連載があったらいい——。写真と歩むライフスタイルを提案するCURBONがお送りする、作例から選ぶフィルムカメラ連載「#わたしのカメラ」です。