【作例レビュー】CONTAX S2|コンタックスのフィルムカメラ|#わたしのカメラ|vol.053
とっておきのフィルムカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ 」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はコンタックスのフィルムカメラ「CONTAX S2」とその作例をご紹介します。
CONTAX S2の作例
わたしがCONTAX S2で撮る理由
カメラとの出会い
「あまり人と被りたくないから」という単純な理由でマニアックなカメラを探し、選びました。
フィルムを装填する作業から露出設定まで、全て自分で調節する必要がある機械式なので、写真一枚一枚にこだわりを持って撮影できます。また、スポット測光なので1番綺麗に写って欲しい箇所の露出を測れる事もお気に入りポイント。自分らしい写真を撮れる理由のひとつだと思います。
CONTAX S2を使い続けたい理由
一緒に使用しているレンズは、Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.7と、Carl Zeiss Distagon T* 28mm F2.8。Carl Zeiss のレンズは、想像以上に光を掴んでくれるレンズだと思います。神秘的なゴーストやフレアが出るところ、バチッとピントが合ったとき、思わず目を奪われるような美しい玉ボケが出るところ。そういったところにこのレンズの個性が出るな、と常々感じています。
そんな自分好みのレンズと、CONTAX S2の組み合わせは相性バッチリ。全部自分で設定して一から写真を作ることができるので、自分らしい写真やフィルムカメラを追求していきたい方にオススメなカメラです!
information
CONTAX S2の基本情報
CONTAX S2(コンタックスS2)は1992年に発売された、ヤシカ・コンタックスの35mmフィルム一眼レフカメラ。
ヤシカ・コンタックスでは唯一の機械式シャッターを採用した一眼レフカメラで、電子式のものと比べ故障が少なく、丁寧にメンテナンスすれば長く使えることが大きなメリット。チタンに貼り革のボディは高級感たっぷり。手にすっと馴染むので、使い心地も抜群です。
幅・高さ・奥行:134.5mm×89mm×51mm
重量:565g(電池なし)
#わたしのカメラとは?
「作例から選ぶカメラ」そんな連載があったらいい——。写真と歩むライフスタイルを提案するCURBONがお送りする、作例から選ぶフィルムカメラ連載「#わたしのカメラ」です。