【作例レビュー】Canon A-1|キャノンのフィルムカメラ|#わたしのカメラ|vol.039
とっておきのフィルムカメラに出会うための連載「#わたしのカメラ」。
そのカメラやレンズを通して見た世界は、どんなふうに映るのか。
また、フォトグラファーがその機材を選んだ理由とは。
今回はキャノンのフィルムカメラ「Canon A-1」とその作例をご紹介します。
Photographer・花盛友里 (@yurihanamori)
Canon A-1
Camera
Canon A-1 × Canon LENS FD 50mm F1.2
Film
Lomography Color Negative 400
Photographer
花盛友里 / Yuri Hanamori
大阪府出身。2009年にフォトグラファーとして活動を開始。雑誌や広告を中心に活躍中。2014年に『寝起き女子』、2017年『脱いでみた。』を発表。女の子の「ありのままの姿」を切り取った作品で注目を集める。2020年に『脱いでみた。』シリーズ第2弾となる『NUIDEMITA-脱いでみた。2』を発表するなど作品づくりを続けている。2021年にアンダーウェアブランド「STOCK」を立ち上げるなど、幅広く活躍。二児の母。
instagram @yurihanamori
わたしがこのカメラで撮る理由
学生の頃からずっとcanonのこのシリーズを使っています。
何度も買い替えながらも、長年愛用しているのでもはや家族な気分。
なぜ使っているのか?を考えるのも難しいほどです。
仕事でフィルムで撮りたいと思った時だけでなく、プライベートでも旅先に持っていくこともしばしば。
今使っているものでおそらく3代目。
一眼フィルムカメラのファインダーの中って、他のどれとも比べられないくらい美しいので、覗いてるだけで楽しくなるんですよね。
古いからファインダーの中にちょっと汚れがあるのも可愛いし、シャッター音も可愛い。
写りも優しくて好き。
information
Canon A-1の基本情報
1978年にCanonから発売された、35mmマニュアルフォーカス一眼レフカメラ。
1976年に発売された大ヒット商品「AE-1」に続くモデル。
キャッチフレーズは「SUPER SHOOTER」。
露出モードがシャッタースピード優先AEとマニュアルだけだった「AE-1」に対し、「A-1」ではシャッタースビード優先式/絞り優先式の両優先式TTL・AE、初の完全自動プログラム式AE、絞り込み実絞りAE、そして、スピードライトAEの計5つのAEモードを搭載したのが大きな特徴。
「AE-1」と同時開発のパワーワインダーAの他に、秒間最高5コマのモータードライブMAやストロボAE対応のスピードライトなど、さまざまなアクセサリーが用意されていたことも魅力のひとつ。
今でこそ当たり前となった、自動露出機能を推し進めた名機。
たくさんのカメラを渡り歩いてきた人にも、フィルムカメラデビュー機としてもおすすめしたい一台。
幅・高さ・奥行:141mm×92mm×48mm
重量:620g(ボディ)
#わたしのカメラとは?
「作例から選ぶカメラ」そんな連載があったらいい——。写真と歩むライフスタイルを提案するCURBONがお送りする、作例から選ぶフィルムカメラ連載「#わたしのカメラ」です。