【ライカMシリーズ】Leica M3とM4、初めてのライカならどっち? #カメラのナニワの選び方

東京・大阪・名古屋・京都・神戸・福岡などに展開し、新品・中古の写真機材を取り扱うカメラ専門店「カメラのナニワ」の中村が、皆さんのカメラに関する気になる質問にお答えする「 #カメラのナニワの選び方 」。

かゆいところに手が届く・・・!そんなカメラの質問や疑問にお答えさせていただければと思います!

PROFILE

中村

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中村

ナニワグループBLOGS『新世界」編集長。元はレモン社 銀座教会店 勤務。
クラシックカメラとオールドレンズが好物。
最近はミラーレス動画も勉強中。

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Q. Leica M3とM4、初めてのライカならどっち?

質問

長い間、Leica(ライカ)のカメラに憧れていて、まだ手が出せていません。これからはじめてLeicaのフィルムカメラを購入したいと思っているのですが、M3とM4で迷っています。はじめてLeicaのカメラを買うならどっちがおすすめですか?

ポイントは50mmレンズをメインにしたいかどうか

中村

「50mmレンズをメインで使いたいか?」が基準になりますね。
50mmレンズをメインで使いたい方にはM3、それ以外の方にはM4をおすすめします。

M3は表示できるファインダー枠が50mm・90mm・135mmのみなので、例えば35mmを使いたいならばあまりおすすめできません。
しかし、ファインダーで見える範囲がほぼ肉眼と同じで、距離計窓とファインダー窓の距離が他のM型ライカよりも長いので、ピント合わせの精度が高く標準~中望遠レンズを使うのに向いています

一方、M4は35mmのフレームが表示できるようになっているのに加え、ラピッドローディング方式になったためスプールを外さなくてもフィルムが装填できる、フィルム巻き戻しノブにクランクが付いて回しやすくなったなど、操作性が向上しているのが特長。
明確に使いたい焦点距離が決まっていない場合は、M4のほうが使いやすいのでおすすめです。

ちなみに、M4と言ってもざっくり「M4」「M4-2」「M4-P」があり、特にM4-Pは他の2つと異なって28mm・75mmのファインダー枠にも対応しています。

中古でカメラを買うときに確認したいこと

中村

M3・M4のどちらを検討しているにしても、きちんと店舗で実物を触ってみることをおススメします。

とりわけファインダーの見え心地はしっかりチェックしておきたいポイント。

特にM3は、バルサム切れ(材質劣化)でファインダーが見えづらい状態になっている個体が多々あります。
後で気づいても修理することは困難ですので、あらかじめ確認しておきましょう。

▼Leica(ライカ) M3の作例

>>【作例レビュー】Leica M3 ライカのフィルムカメラ #わたしのカメラ vol.014 / 河島 夏希

LENS:NIKKOR-H・C 5cm F2
Film:Kodak Gold 200/Kodak PORTRA 160

▼Leica M3について

Leicaの中でも代表的なMシリーズの原点が1954年発売のLeica M3です。
35mmフィルムカメラの真髄ともいえる、数え切れない伝説を持ったカメラ。まさに世界一のフィルムカメラ、中古カメラの王様の名にふさわしい一台。現代の技術でも再現できないといわれるファインダー。耳に心地よく響くシャッター音。レンジファインダーカメラの極致にして完成形。

幅・高さ・奥行:138.0mm×77.0mm×33.5mm
重量:595g

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▼Leica(ライカ) M4の作例

>>【作例レビュー】Leica M4|ライカのカメラ|#わたしのカメラ|vol.063 / Keiko.

▼Leica M4について

Leica M4は、1967年に製造された、レンジファインダーカメラ。往年のブラックペイントのライカはM4が最終型となりました。
アメリカの写真家、ソール・ライターや、鳥取砂丘をテーマにした写真家として知られる植田正治、俳優でシンガーソングライターの福山雅治さんなどが愛用しているカメラです。
ライカM3とライカM2を組み合わせて、よりブラッシュアップさせたのがM4。スプールが固定され装填がしやすくなったり、フィルムの巻き戻しはクランクに変更になったことで、フィルムの巻き戻しが格段に楽になりました。
完全機械式ゆえに、メンテナンスを欠かさなければこの先の人生を共にする愛機にもなりえます。「ずっと大切にしたい一台」を探している方にぜひおすすめしたいカメラです。

幅・高さ・奥行:138mm×77mm×33.5mm
重量:560g

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Leica M4 ボディ [ 検索 ]

中古も新品も、カメラを買うなら「ナニワグループオンライン」

「ナニワグループオンライン」では「カメラのナニワ」「レモン社」「タカチホカメラ」の各店舗で取り扱うカメラをオンラインにて購入することができます。また買取も行っておりますので、別のカメラの楽しむために手放す際は、ぜひご利用ください。

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